「オープンなコミュニケーション」を大切にしている理由と、3つの取り組み
ノベルティでは、「オープンなコミュニケーション」は単なるスローガンではありません。メンバー一人ひとりが迷わず動き、力を発揮するために欠かせないものだと考えています。 私たちは良いニュースだけでなく、組織の課題や失敗さえも包み隠さず共有することを大切にしてきました。なぜそこまで情報の透明性を重視するのか。今回は、その背景にある考え方と、実際に行っている3つの取り組みをご紹介します。
ノベルティが考える「オープン」とは

私たちが考えるオープンなコミュニケーションとは、単に「仲が良い」ことではありません。心理的安全性があり、必要な情報に誰でもアクセスできる状態を指しています。
組織でよく起きる問題のひとつが、情報の格差です。
「決定事項が共有されていない」
「他のチームが何をしているのか見えない」
こうした不透明さを減らし、情報をオープンにすることで、メンバーは余計な憶測や確認に時間を使う必要がなくなり、本来の業務に集中できる。そうした環境が整うことで、それぞれが力を発揮しやすくなるだけでなく、業務の効率化やメンバー同士の理解・信頼にもつながると私たちは考えています。
ノベルティが行っている3つの取り組み
ノベルティでは、オープンなコミュニケーションを行うために、いくつかの工夫を取り入れています。ここでは、その中でも特に大切にしている3つの取り組みを見ていきましょう。
① 匿名意見箱

どれだけ「何でも言ってほしい」と伝えても、立場や人間関係を気にして言いづらいことは誰にでもあります。しかし、その小さな違和感こそが、組織をよくするヒントになることも多いものです。
そこでノベルティでは、「匿名意見箱」を導入しました。Googleフォームを活用し、誰でも匿名で意見を投稿できる仕組みです。
この取り組みで重視しているのは、意見を集めることではなく、その後の向き合い方です。寄せられた意見は放置せず、全員でミーティングを行い、内容を共有したうえで議論します。社内ルールの見直しや業務フローの改善、福利厚生に関する要望まで、テーマは多岐にわたりますが、社長も含め全員で向き合うのがノベルティのスタイルです。
意見を出しやすい環境と、それに対して真摯に応える仕組み。この両方を整えることで、「意見が反映される実感」を持てる組織づくりにつなげています。
② Slack全チャンネル基本参加

社内では、主にSlackで連絡を取り合っていますが、ここにも特徴があります。それは、基本的に「全メンバーが全チャンネルに参加し、やり取りを確認する」ことです。
この仕組みには、主に3つの目的があります。
情報共有をスムーズにする
新入社員であっても、プロジェクトの意思決定のプロセスや他チームのやり取りの確認が可能です。「聞いていない」という孤独感を無くし、誰もが同じスタートラインに立てる環境を整えています。
チーム同士の理解を深める
デザイナーがエンジニアのタスク状況をチャット越しに知り、エンジニアがマーケターの施策の意図や背景を理解する。他部署の仕事が見えることで理解が深まり、自然とリスペクトが生まれていきました。その結果、「自分に何ができるか」を会社全体の視点で考える文化が育っていきます。
新しいアイデアを生まれやすくする
異なるプロジェクトの知見が共有されることで、思わぬところからヒントが生まれることがあります。例えば、デザイナーチャンネルでの議論に対して、別プロジェクトを担当しているマーケターが過去の経験を共有し、デザイン上の導線が改善される。そうした事例が、日々のチャットの中で自然に生まれています。
このようなSlackを通じた横断的なコミュニケーションが、新しい解決策につながることも少なくありません。
③ 月曜ミーティング

Slackなどのデジタル上での情報共有も重視しつつ、ノベルティでは週の始まりである月曜日に、全員出社でのミーティング「月曜ミーティング」を行っています。
月曜ミーティングでは、その週のカレンダーを確認し、メンバー全員のスケジュールを共有します。有給を取る人がいれば「前日までに確認を出しておこう」と考えたり、クライアント訪問があれば「聞いてほしいことを伝えておこう」といった行動が自然と生まれるようになりました。
また、現在進行中のプロジェクトの進捗も共有されるため、各プロジェクトの状況や進行フェーズをチーム全体で把握することが可能です。その結果、途中からヘルプとして入る場合でもゼロから引き継ぐ負担が減り、必要な連携もしやすくなります。
さらに、顔を合わせることで表情や空気感、その日のコンディションといった非言語の情報も共有が可能です。業務と関係のない交流が、心理的安全性やチームのつながりを育て、結果として相談のしやすさやアイデアの広がりに直結するため、その後のリモートでのやり取りもスムーズになります。
オープンな環境がもたらした変化
こうした取り組みを継続した結果、メンバーからは次のような声が寄せられています。
意見箱を活用することで、社内全体に向けた意見や課題を、より気軽に議題として挙げられるようになりました。また、全てのSlackチャンネルに参加していることで、各案件やチームの動きが把握しやすくなり、相手の状況を踏まえたタスク依頼ができています。(カスタマーサクセス/西村さん)
Slackの全チャンネルに参加するようになってから、同じチームメンバーのタスク状況が把握しやすくなり、作業分担もスムーズになりました。(デザイナー/兼本さん)
月曜ミーティングは、ファシリテーションの持ち回りにより、全員が進行と発話の機会を担うことで心理的安全性の向上につながっていると感じます。リモート勤務が多い社員とも顔を合わせることで雑談が生まれ、社内の雰囲気も活気づいています。(マーケター/よしずみさん)
これからのノベルティ

私たちが大切にしているのは、これまで繰り返しお伝えしてきた通り、オープンなコミュニケーションが信頼関係を生み、より良い成果につながるという考え方です。
一人ひとりが自律的に考え、部署を越えて助け合いながら、新しいアイデアや価値を共創していく。そうした地道な積み重ねこそが、ノベルティというチームの強みであり、最大の魅力です。
私たちは、これからも変化を恐れずに新しい形を探し続け、 メンバー一人ひとりが主役になれる環境を大切にしていきます。

和田 まゆこ / マーケター
新潟県出身。 WEBデザインとマークアップを学んだことをきっかけに、ものづくりの楽しさと情報発信の奥深さに魅了されました。 現在はマーケティング分野に軸足を移し、「制作×集客」をつなぐ視点で、戦略立案やコンテンツ設計に携わっています。 現場で感じた気づきや成果につながる工夫を発信し、読者の課題解決に少しでも貢献できる記事づくりを目指しています。